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Marketers Cyber Community/NewsLetter/No.42 ,
2000/12/26より 伊藤@MCC.スユアです。 楽しいクリスマスをお過ごしのことと思います。 20世紀最後にして最長の、高感度eビジネスパースンのための MCC42号を配信させていただきます。 さて、去る11月末から12月初めにかけて行って参りました 『米国CATVブロードバンド・インターネットとWeb-TV視察報告』を 20日開催のe-パブリシング研究会12月度定例会で行いました。 米国のCATV(ケーブルテレビ)局は、高品質な音声や映像メディア等 大きなデータを送受信できる、インターネットのブロードバンド回線接 続サービスを行なって、 その加入者を急拡大し始めています。 また、CATV、衛星放送で進んだ多チャンネル化は、200チャンネル を越え、今ブロードバンドの波に乗って近い将来1000チャネル (コンテンツ)へと広がりを見せ始めています。現地では多チャンネル 時代のキラーコンテンツは、ローカルコンテンツだと言われていました。 米国ではxDSL等と合わせてブロードバンド回線を利用したリッチ(大 容量)コンテンツの配信サービスが始まり、インターネットと放送の 融合が始っています。 日本でもそのスピードに遅れは見られるものの状況は同じです。CATV やADSLによるブロードバンド・インターネットは急拡大していくこと でしょう。ただ、地上波やBSデジタル放送では一部の既存マスメディア が生活者を囲込み利権を拡大しようとしている間は、Tコマースは言わ れる程には大きな市場に育たないでしょう。インターネットとシームレ スな環境を作れなければ、PCやモバイルを中心としたEコマースにその コンテンツやサービスにおいて太刀打ちできないからです。 生活者の視点に立ったブロードバンド活用でなければ、生活者には意味 がないものです。 日本では12月1日よりBSデジタル放送が開始され、双方向サービスが 動き出しましたが、 リッチコンテンツ不足が叫ばれています。 地域に根差したメディア製作企業である出版・印刷関連会社のこうした コンテンツ・プロバイダー事業への参入の可能性についても議論があり ました。 ****************************** ■伊藤レポート:e-パブリシング辛口情報 バブル期、あるいはそれが弾けて以降、印刷業の情報サービス業への 脱皮が叫ばれ続けてきた。構造不況の長期化によって、不況に強いはず の広告や販促予算も切り詰められ、消費マインドの落ち込みは、雑誌・ 書籍など出版界低迷に拍車をかけて、印刷物の需要は減ってしまった。 本格的なIT化の進展で事務用印刷物も減り始めた。 これらは好況になれば戻るのか? 大手の生き残りを賭けた攻勢による 寡占化も進み、中堅以下の企業が大部分を占める印刷業界の21世紀は 暗いのだろうか? ____________________ e-パブリシングを武器に21世紀を勝ち抜こう!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ デジタル化・インターネット化の進展によって、企業のマーケティン グやコミュニケーションのやり方は確実に変わりつつある。多くの業界 において長く続いてきた旧来のチャネル(商流・情報流)とビジネスの やり方が変わり始めている。急速にサプライチェーン・マネジメント (SCM)が進展し、ビジネスプロセスが飛躍的に効率化してディマン ドチェーン化が実現していく。来年には電子市場も拡大していくだろう。 ネットワークの枠外に仕事は無くなっていくのである。 だが、視点を変えれば、これにより新しい需要が創出されるのだ。 失ったパイは二度と戻っては来ないが、IT革命の進捗によって企業活 動が活性化し、ベンチャーも旧来の企業も共に広告や販促、PR活動に お金をより多く費やすようになるだろう。 新しい情報や知識を求める 生活者に応えて、出版業も息を吹き返すに違いない。印刷業にもチャン スはあるのだ。 しかし、デジタルとインターネットのメリットを知り尽くし、それ無 しでは大競争時代に生き残れないと考えているのが、多くの企業、我が クライアント様である。メディアミックスやチャネルミックスは当たり 前、最少投資で最大効果を狙っている。テレビ、ラジオや新聞・雑誌、 インターネットは言うに及ばず、携帯電話も電話もファックスも、チラ シ・カタログ・ダイレクトメールなどの印刷物も、コンビニエンススト アのマルチメディア端末、データベースで武装した店員や営業員さえも、 企業と顧客・生活者を結ぶコミュニケーションのチャネルであり、 メディアになってしまうのが、デジタル&ネットワーク時代である。 そこでは顧客リレーションシップ強化に力点をおいたマーケティングが 展開され、顧客とのパートナーシップ構築のために、メディアが作られ コミュニケーションが行われるようになる。 印刷業界が紙媒体の製作をドメインにすることは正しい。他業界との 比較において競争力を持ち得る分野だからだ。それは印刷会社自体の持 つ基本的・伝統的な機能と、歴史的なクライアントとの関係性、 そして印刷媒体そのものの持つメディアとしての強みを源泉としている。 しかし、印刷を中心に据えながらも、その周辺にあるデジタルメディア についても、印刷物製作と同様にフォローしていく必要がある。 クライアントにとっては、同じ新製品やサービス、イベントなど、 プロモーションの情報を多くのメディアに流して行かなければならず、 クロスメディア・クロスチャネルへの情報配信が、デジタル時代のマー ケティングには必須なのである。バラバラに発注していたら非効率だし そもそもリストラで切り詰められた人員で対処することは不可能だ。 「ワンソース・マルチユース」、DTP導入期以降言われ続けてきた ことの実現が、今求められている。メディア製作コスト・配信(配布) コストを押えたいというのは単なるコストダウン発想ではなく、複数の メディアへの製作・配信を踏まえてのことである。発注額はむしろ増え る。これをチャンスと見て従来の業態を変革し新しいパイを取り込むか、 逃げて小さくなっていくパイのみを追うかは、経営者の判断一つ。 デジタル化に対応したいと言うだけで何もしない、座して死を待つ型の 経営者が多いが、それで通用したのは20世紀までだ。 私共研究会の名称にある「e-パブリシング」とは、正にワンソース・ マルチユースの「クロスメディア対応」によって、「Eビジネスに対応 し支援していくもの」としてのマーケティング志向・顧客志向のメディ アづくりと、その効果的な配信を表す、我々の造語である。 コミュニケーション効率を飛躍的に向上させて、顧客とのパートナー シップ向上を目指す、1to1マーケティング戦略の実現、及びそのプロ モーションを行なうためのメディアづくりを、効果的にスピーディーに 行なうためのものである。 e-パブリシングを行うスキルを武器に21世紀を勝ち抜くコンテンツ サービスプロバイダーになるためには、出版・印刷会社もインターネット に完全対応し、CTP(コンピュータ・トゥ・プレート)や、オンデマン ド印刷などのコア技術を磨き、人材の情報リテラシー(情報を扱う能力) 育成への取り組みが必要である。 一朝一夕にはできるものでないが、デジタル化を戦略的に捉え、積極 的に活用する姿勢が大切だ。異業種との戦いに備えて本業にも一層の強 みを持ち、そして何よりお客様の立場で行動しサポートできる、サービ ス業型の情報産業へと発想転換をしようではないか。 (日本印刷新聞1月1日号新年特集のご挨拶原稿から) 勿論、これは出版・印刷業界だけの話ではありません。立場を変えれば 一般企業も同じです。 繰返しになりますが、21世紀におけるマーケティングとは、 ITを駆使して、顧客とのパートナーシップを構築することであり、 そのためのリレーションシップを図るためのコミュニケーション手法と そのメディアづくりが「e-パブリシング」なのです。 ************************************************ Web-Magazine/Marketers Cyber Community/ NewsLetter/No.42,2000/12/26 Copyright(C) 2000 Hiroshi Ito,All Rights Reserved.
by hiro_ito777
| 2004-10-28 00:38
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